令和6年能登半島地震並びに豪雨で被害に遭われました被災者の方々に衷心よりお見舞い申し上げます

第4回おてらくご

2016年5月6日(金)午後2時(小学生)・7日(土)午前10時30分(一般)
落語:立川志らら
法話:浄光寺住職

5月6日〜8日、3日間の日程で11カ寺を会場に「第4回おてらくご」が開催されました。すっかりお馴染みとなった、立川流一門の立川志ららさんと笑福亭鶴瓶さんの弟子で今回初登場の笑福亭瓶二さんをお招きしました。落語を縁に気軽に仏法に触れていただければと開催してきた「おてらくご」ですが、今年もさらに参加寺院が増え、より多くの方に参加いただくことができました。昨年同様一般向けの公演の他、森山町小・馬場小・浅ノ川小の三校も課外授業として参加しました。

6日、午後2時、当寺では一昨年、昨年に引き続き、森山町小学校の4年生と5年生が5・6時間目の授業時間を利用してお寺に足を運んでくださいました。「正信偈」の唱和~法話~落語の順に進行。住職による法話では仏典童話ジャータカから「いのちの秤」のお話を聞いていただきました。一人一人が代わりのない尊いいのちを生きていることを一緒に学びました。

続いては落語の時間。昨年の吉田亮太君に続いてなんと今年も5年生の坂井優太君が志ららさんの前座を担当!高座の上で得意の「力士の春」を披露してくれました。その小学生離れした落語でみんな大爆笑。坂井君の将来がとても楽しみですね。

次はいよいよ志ららさんが登場。古典落語の「初天神」と「うなぎ屋」を披露してくださいました。今回初めて落語に触れた子供も多くいましたが、すっかり落語の世界に魅了されたようです。

最後はいつもの落語家さんへのQ&Aコーナー。子供らしい素朴な疑問など様々な質問が飛び交いましたが、本気で答えていくうちにいつの間にか子供たちに人生について熱く語ってくださっていた志ららさんでした。


7日、午前10時半からは一般の方が対象の時間。今回はじめての午前中の開催となりましたが、約120名の老若男女が足を運んでくださりました。まずは「正信偈」のお勤め。皆さん本当に大きな声で唱和してくださいました。続いて住職の法話。プロジェクターを使用しながら、水野敬也さんの『それでも僕は夢を見る』を題材にいかに私たちは今かけがえのない一瞬一瞬を頂いていることを忘れながら生きていることをお話ししました。

続いて落語の時間。小学生同様、担当していただいた志ららさんは2回目の登場となります。まずは小噺。軽妙な語りで、あっという間に聴衆を引き込み、本堂は笑い声で溢れました。演目は「替り目」と「壺算」。真打に昇進を果たし、只今絶好調の志ららさん、貫禄の落語をたっぷりと披露してくださいました。今回のおてらくご、有り難いことに落語は勿論の事、法話も楽しみに足を運んでくださった方が着実に増えてきたようです。

2016.4.23「北陸中日新聞」朝刊

2016.4.27「朝日新聞」朝刊

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この記事を書いた人

金沢市にあるお寺、真宗大谷派 龍向山 浄光寺の住職

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