令和6年能登半島地震で被害に遭われました被災者の方々に対し衷心よりお見舞い申し上げます

第2回おてらくご

2014年5月9日(金)午後2時(小学生)・午後7時(一般)
落語:立川志らら
法話:浄光寺住職

5月9〜11日までの三日間にわたり、立川流一門の立川志ららさんと立川吉幸さんをお招きして「第2回おてらくご」が開催されました。落語を縁として気軽に仏法にも触れていただこうと昨年初開催された「おてらくご」。今年は、会場を7カ寺(8公演)に増やし、より多くの地域の方々にご参加いただきました。当寺では、九日・午後二時と七時からの二公演が行われ、落語は共に志ららさんに担当していただきました。

昼の部では、森山町小学校の4年生と5年生、108人と近所のデイサービスに通う方々にご参加いただきました。まずは、住職による「おはなし」。「仏教と落語の深いつながり」についてお話しした後、「受け取ることの大切さ」をお話しました。笑うということを「受ける」といいますが、一人では笑うことはできません。相手から受け取るものがあるから、笑うことができる。相手がいてはじめて笑うことができるのです。同じように合掌ということも仏様の願いを受け取るところに手が合わさる。生きるということも同様に一人ではできません。自己主張も大切ですが、いかに他人に支えられて生きているか気づくことの大切さについてお話させていただきました。

続いて、おまちかねの立川志ららさん登場。高座に上がっただけでもう大ウケ。演目は「ちりとてちん」と「たぬきの札」。果たして古典落語についてこられるのかというこちらの心配も杞憂に終わり、身体をのけぞらせての大笑い。終始笑い声が本堂に響き渡りました。時代や世代を超えて人を魅了する、古典落語の懐の深さと落語家さんの表現力に驚かされたことでした。

そして最後は落語家さんへの「質問コーナー」。手が次々と挙がり、時間いっぱいまで質問が止むことがありませんでした。あっという間の一時間半でしたが、子供達もしっかりと仏教の世界と笑いの世界に触れていただいたようで、皆さん笑顔での閉幕となりました。
 
後日、今回の落語が縁となり小学校の言語学習の一環として落語が取り入れることが決定しました。さらに「落語クラブ」も発足するそうです。来年は子供達に落語を披露していただけるかもしれませんね。


夜の一般の部では、まずは皆さんと『正信偈』の唱和。そして住職の法話。本堂を真っ暗にして地獄絵をプロジェクターに映しだしての恐怖の地獄ツアー。地獄絵を通して普段の私たちの在りようについてお話しました。続いて、志ららさんの落語。そして最後は住職の感話でしめくくられました。この日は、2公演合わせて200人を超える方々に足をお運びいただkくことができました。 
 
スタンプラリー効果もあり三会場、四会場と足を運んでくださる方も多数いらっしゃり、7カ寺の参加者も総勢650人にのぼり、おかげさまで各寺院とも盛況のうちに幕を閉じることができました。

 小学生の話題は、テレビ金沢「となりのテレ金ちゃん」や新聞などに取り上げていただきました。

2014.5.6「北國新聞」朝刊

2014.5.10「北陸中日新聞」朝刊

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この記事を書いた人

金沢市にあるお寺、真宗大谷派 龍向山 浄光寺の住職

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